このWebサイトでは、ITセキュリティのコストに関する情報を参照することができます。業種や従業員数を指定することで、自社と同等の企業がITセキュリティに使っている平均的予算、導入しているセキュリティ手段、遭遇している主なサイバー脅威、インシデントによる損失額を確認することができるほか、セキュリティ侵害を受けないための対策もご覧いただけます。このサイトで提示する情報は、お客様およびKasperskyの洞察に基づき、アップデート・追加される可能性があります。
2021年のITセキュリティ予算
過去12か月間に経験した脅威
導入済みのセキュリティ手段
小売/卸売企業は、雇用する人材に大きく頼っています。このデジタルの時代において、こうした企業が遭遇するサイバー脅威は、マルウェア、社員によるITの不正利用、機密データが保管されたデバイスまたは媒体の物理的な損失です。マルウェアの脅威は、POS端末向けのセキュリティソリューションなど最新のITセキュリティソリューションで軽減可能ですが、社員のITセキュリティ上の行動を改善するには、定期的なサイバーセキュリティ意識向上トレーニングが必要です。
ヨーロッパの小売/卸売企業は、仮想インフラ関連のインシデントのほか、データを共有するサプライヤー関連またはサードパーティーのクラウドサービス関連のインシデントにしばしば遭遇しています。これに加え、ランサムウェアが関係する最近のインシデントが、サイバーセキュリティにおけるウイークポイントを浮き彫りにした格好です。推奨事項としては、クラウドセキュリティソリューションの追加、移動中のデータの暗号化、仮想環境に最適化され、かつパフォーマンスを妨げないセキュリティソリューションの導入が挙げられます。また、ランサムウェアに対する効果が証明されているセキュリティソリューションでITシステムを保護し、データ保護法令(GDPRなど)を順守することも重要です。
*これらの統計値は、世界各地の従業員数50名〜4,999名の企業を対象に、KasperskyおよびB2B Internationalが2021年に実施した調査にて3,063名から得た回答に基づいています。回答者が30名に満たない項目に関しては、母数の少なさを考慮のうえ慎重にお取り扱いください。
**エンドポイント保護の測定手法が変更されました。現在では、企業におけるエンドポイント保護の浸透度を表し、この業種およびセグメントの平均的な組織にてエンドポイントセキュリティソフトウェアがインストールされている企業エンドポイント(物理デバイスおよび仮想エンドポイントの両方)の割合を示すものとなっています。